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虎尾街貯水塔(虎尾水塔)
こびがいちょすいとう|Huwei Water Tower
虎尾街貯水塔

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 臺南州虎尾郡虎尾街(現雲林縣虎尾鎮)は、古くは大崙脚と呼ばれ、日本統治時代初期には五間セキと青埔仔に小集落が僅かに存在するのみであった。
 明治39年(1906)に大日本製糖が五間セキに工場を設立すると、東洋一の規模を誇るまでに発展し、街の人口も激増した。
 従来、虎尾地方では個人や企業で井戸を掘り、辛うじて飲料水を得ている状況だった。増え続ける人口に対応すべく、街費で数十カ所の井戸を掘り補うも、水質は悪く多量の石灰分を含み、干ばつ時には井戸水が枯渇するなど、抜本的な解決にはならなかった。
 また、渇水期に季節風が吹き、ひとたび火災が発生すると延焼し消火活動にも困難を来していた。衛生環境の改善に加え、防火上の観点からも水道布設の要望を民間有志が唱え始めた。
 そして、州からの補助金と製糖会社からの寄付金を得て、虎尾水道は昭和5年(1930)10月7日に起工、翌年11月25日に竣工し、12月1日に通水式を執り行った。
 水源は虎尾街役場北方500m地点の農耕地の地下水とし、集水井により湧水を収集、ポンプで貯水塔に揚水後、自然流下で市街地へ送った。
 貯水塔は高さ27.27m[1]の鉄筋コンクリート製で、8本の塔脚が内径9.09m、平均水深6.44m、容量410m3の正八角形の貯水槽を支え、一日の最大給水量の約7時間分を貯めることができた。
 当時、製糖工場の煙突、合同庁舎の楼閣、貯水塔で「虎尾三高(虎尾の三大高層建築物)」と呼ばれた。
 民国99年(2010)貯水塔を含む虎尾自來水廠(浄水場)は雲林縣の縣定古蹟に指定、翌年、貯水塔周辺は虎尾百年水塔公園として整備された。

[1]貯水塔の高さに関して、現地案内板や各ウェブサイトには「高50.5公尺(m)」との記載があるが、塔の高さに疑問を感じ、台湾自來水公司(台湾の水道会社、台水)に問い合わせたところ、28公尺との回答を得た。2017年4月現在、台水のウェブサイトは28公尺に訂正されているが、本サイトでは1941年版『台湾水道誌』の数値を採用する。

所在地
台湾 雲林縣虎尾鎮文正路21號

竣工
昭和6年(1931)

構造・高さ
鉄筋コンクリート造 高さ:27.27m

表彰・文化財情報
縣(市)定古蹟

見学難易度
★☆☆(公園広場内)

関連サイト
虎尾自來水廠- 國家文化資産資料庫
首頁-台灣自來水公司全球資訊網-文化資産-虎尾自來水廠
近隣の舊水塔・関連する舊水塔
北港水道頭 朴子水道配水塔

参考文献:臺灣水道研究會編 (1941)『臺灣水道誌』臺灣水道研究會
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